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さんつね編纂 日本食紀

夏の風物詩として人気の高い漁火(いさりび)

夏から秋にかけて、津軽海峡でスルメイカ漁が行われるとき、夜の海に煌々と灯るのが「漁火(いさりび)」です。函館山から見おろす海に幻想的な光が点々と浮かび、函館の夏の風物詩としても有名です。

イカ釣り漁船には、びっしりと集魚灯がぶら下がっています。
集魚灯の光でイカが集まってくると思われますが、実は光が苦手です。
影になる船底に潜んで、光に寄ってくる小魚を捕食しているところを釣り上げるのだそうです。集魚灯は、イカの餌になる小魚を集めるためのものなのですね。

夏の出雲大社 楼門
夏の出雲大社 楼門

本格的な夏を迎え、体にも疲れがたまり食欲も衰えていませんか?
スルメイカは高タンパクで低脂肪、タウリンやビタミン類が豊富で、発育を促進し味覚を正常にする亜鉛や、新陳代謝を促すナイアシン等も多く含まれる優れた食べ物です。

このようにイカの栄養素が解明されるにつれ、イカは健康に良い理想的な食材であるという認識が広まってきました。また、パソコンの液晶画面の材料として使われたりと、食材以外でも注目されつつあります。

旬の新鮮なスルメイカは、夏バテ解消にもってこいですね。ひんやりとお刺身で楽しむのも良いですが、干したイカをおつまみやおやつに取り入れるのもおススメです。イカは乾燥することで栄養価が更に凝縮されるのです。

四季それぞれに必要なもの、身体に良い食べ物を自然は十分に用意してくれています。私たちはそれに感謝し、生きるに足りる分だけ、ありがたく頂けば良いのだと思います。

まだまだ酷暑が予想される夏、どうか健やかにお過ごしください。

漁火
漁火

<わたしたちは伊勢神宮・出雲大社 奇跡の両遷宮「神の宮」 増浦行仁写真展に協賛しています>

写真:増浦行仁
増浦行仁プロフィール
1963年生まれ。1981年渡仏。1983年 VOGUE(Paris)ギィ・ブルダンのアシスタントとなる。1987年サロン・ドートンヌ入賞。ルーブル、オルセー、パリ近代美術館、ロダン美術館にてポスト印象派の彫刻を撮影。1988年フランス国立図書館に作品31点が永久保存される。2002年、フィレンツェのカーサ・ブオナローティ(ミケランジェロ美術館)を皮切りに、2003~4年日本国内各地にて『GENESIS』(ミケランジェロ作品集)展開催。2006年より神宮司庁の許可を得、伊勢神宮「第62回式年遷宮」ならびに2008年より出雲大社「平成の大遷宮」の撮影をそれぞれ開始する。2013年5月に出雲大社、10月に伊勢神宮の正遷宮(神体の渡御)が行われるまで撮影に従事。これらの撮影作品は『神の宮』として国内外で巡回展を開始。同時に日本の精神文化、その自然観と伝承知による地球40億年の生命の継承を伝える「神の宮共働態」を結成。
写真集『GENESIS』『天狗の棲む山』、関連書『おれは土門拳になる~“奇跡の光” にたどり着いた写真家・増浦行仁の生き方~(村尾国士/著)』

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