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さんつね編纂 日本食紀

暑い時は「う」がつく食べ物をとるといい?

一年中で最も暑い時季といわれる「夏土用」。
酷暑をしのぎ災厄をさける習慣や食養生など、夏の土用を穏やかに過ごす昔からの知恵がいろいろと伝わっています。

丑の日に鰻を食すように、地方によって土用の食養生と呼ばれているものがあり「土用シジミ」や「土用餅」などといわれています。
鰻に限らずその他の「う」のつく食べ物を食べる習慣もあって、スタミナをつける「馬(肉)」や「牛(肉)」、また胃に優しい「瓜」「うどん」「梅干」などもこの時季に食べられています。

夏の御手洗場
夏の御手洗場

暑さに負けて、ついついそうめんや冷たいものばかりを口にしがちですが、そうなると栄養のバランスもくずれて、スタミナもなくなってしまいます。
精をつける為に、焼き肉や鰻を食べるのも良いでしょう。ただし、体力も消耗しやすい季節に、いきなり刺激の強いものは胃腸への負担も大きくなります。そんな時は、大根おろしや酢のものを添えると消化がよくなります。動物性の食事をとる時は、このひと工夫をお忘れなく!

ぜひ心がけたいのが適度なクエン酸と塩分の補給です。梅干しや酢のものを積極的にとる、酸味のあるぬか漬けを食べる、生のきゅうりやトマト、スイカには塩をふるなど。身近な食材を上手に取り入れてみてください。

また、代謝を促すには意識的に熱いものを食べたり飲んだりするのも大切です。水分のとりすぎを抑える役割もしてくれます。

古来日本の食生活には、その季節毎を健康に過ごす為の心遣いが随所に込められています。先人の智慧を日々の食事にも取り入れて、今年の夏も元気に涼やかに過ごしましょう!

夏の二見浦
夏の二見浦

<わたしたちは伊勢神宮・出雲大社 奇跡の両遷宮「神の宮」 増浦行仁写真展に協賛しています>

写真:増浦行仁
増浦行仁プロフィール
1963年生まれ。1981年渡仏。1983年 VOGUE(Paris)ギィ・ブルダンのアシスタントとなる。1987年サロン・ドートンヌ入賞。ルーブル、オルセー、パリ近代美術館、ロダン美術館にてポスト印象派の彫刻を撮影。1988年フランス国立図書館に作品31点が永久保存される。2002年、フィレンツェのカーサ・ブオナローティ(ミケランジェロ美術館)を皮切りに、2003~4年日本国内各地にて『GENESIS』(ミケランジェロ作品集)展開催。2006年より神宮司庁の許可を得、伊勢神宮「第62回式年遷宮」ならびに2008年より出雲大社「平成の大遷宮」の撮影をそれぞれ開始する。2013年5月に出雲大社、10月に伊勢神宮の正遷宮(神体の渡御)が行われるまで撮影に従事。これらの撮影作品は『神の宮』として国内外で巡回展を開始。同時に日本の精神文化、その自然観と伝承知による地球40億年の生命の継承を伝える「神の宮共働態」を結成。
写真集『GENESIS』『天狗の棲む山』、関連書『おれは土門拳になる~“奇跡の光” にたどり着いた写真家・増浦行仁の生き方~(村尾国士/著)』

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